米国でカミングアウト・デー

画像出典:Cathedral City Pride
2026年10月11日のナショナル・カミングアウト・デーに合わせ、米カリフォルニア州カテドラルシティの LGBTQ 団体「カテドラルシティ・プライド」が祝賀声明を発表した。「すべてのカミングアウトの物語は祝われるに値する」と、カミングアウトした性的少数者一人ひとりに敬意を表した。
声明はコミュニティへの手紙のように綴られている。大きな声で誇らしげな物語もあれば、静かで個人的なものもある。まだ書かれている途中のものもあれば、始まってもいないものもある。旅路は人それぞれ、アイデンティティはすべて正しく、すべての物語に意味がある。カミングアウトは競争でも義務でも一度きりの出来事でもなく、深く個人的な旅路であり、どの段階でも愛と尊重と支援に値する。まだ心の準備ができていない人々へも、「あなたも同じように愛され、受け入れられるに値する」と呼びかけた。
カテドラルシティはカリフォルニア州コーチェラ・バレーに位置し、性的少数者に優しい街として知られ、毎年3月には州内で年最初のプライド祝典「カテドラルシティ LGBT+ デイズ」を開催する。ナショナル・カミングアウト・デーは1988年、心理学者のロバート・アイクバーグとレズビアン活動家のジーン・オリアリーが創設。1987年のワシントンでのレズビアン・ゲイ権利全国行進から1周年に日付を合わせ、スティグマへの答えとして「可視化」を掲げた。現在は人権キャンペーンなどが引き継ぎ、毎年10月11日に祝われている。
一部の州で法規制が強まり、公共の議論空間が狭まるなか、この日の意味は祝賀を超える。可視化こそ権利の礎であり、カミングアウトはあくまで個人の選択であって、外部から押し付けられるスケジュールではないことを社会に思い起こさせる。カテドラルシティ・プライドの声明は、その選択への静かな擁護だ——声高であれ静かであれ、すべての物語が大切にされる。
ノースアメリカ編集部:リアム・スミス
出典:LGBTQ News






