トルコ、T24を遮断 LGBT宣伝と主張

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10月14日、トルコ司法省は、独立系ニュースサイトT24のウェブサイトとソーシャルメディアアカウントの遮断を裁判所が命じたことを確認した。過去1年に掲載した118本の記事が「LGBT宣伝」に当たるというのが理由だ。司法省は、この措置が「私の家族は安全」(My Family Is Safe)と名付けられた捜査の一環だと述べた。T24はトルコ有数の独立系デジタル報道機関で、イスタンブールに本社、アンカラに支局を置き、スタッフは約40人。
遮断命令は9月29日にイスタンブールの裁判所が出し、サイトは9月30日からトルコ国内でアクセスできなくなった。T24の国際部デスク編集長ブセ・ソウトゥル(Buse Sogutlu)はAFPに「1時間前に通知を受け取った。サイトは今トルコで遮断されている」と認めた。遮断前、同サイトは連日にわたりSNSでの嫌がらせキャンペーンにさらされていたという。司法省の声明は、T24が「過去1年にLGBT宣伝に当たる118本のコンテンツを制作した」として、サイトとSNSアカウントを「閉鎖した」とした。フォロワー190万人のT24のXアカウントも遮断された。
トルコの12の記者協会は共同声明で、この決定を「我々の職業への重大な攻撃」と呼び、「直ちに撤回」を要求。T24の閉鎖は「報道と言論の自由に関する政府の義務への重大な違反であるだけでなく、市民のニュースを受け取る権利を直接妨げる」と指摘した。引用された記事の執筆者でもあるKaos GL編集長ユルドゥズ・タル(Yildiz Tar)は「これは宣伝ではない。基本的なジャーナリズムであり、現実だ」と述べた。T24の責任者ジャンダン・ユルドゥズ(Candan Yildiz)は「ジャーナリズムは止められない。私たちは仕事をしているだけだ」と語った。ARTICLE 19を中心にヒューマン・ライツ・ウォッチ、アムネスティ・インターナショナル、ジャーナリスト保護委員会を含む21の人権団体は共同声明で、トルコで「この1カ月にインターネット検閲が深刻にエスカレートしている」と警告し、XとMetaに遮断命令の拒否とアカウントの復旧を求めた。
表現の自由協会(İFÖD)によると、トルコ当局は9月だけで少なくとも1270のXアカウントの遮断を命じ、フォロワー総数は3500万人に上る。Xは命令の約9割に応じ、トルコ国内で地域遮断(ジオブロック)を実施した。対象には独立系報道機関、ジャーナリスト、学者、女性団体、LGBTQ+団体Kaos GL、アムネスティ・インターナショナルのトルコ支部が含まれる。遮断命令の多くはトルコ・インターネット法8/A条を根拠とし、人権団体は同条項が2015年の導入以来、言論抑圧に使われてきたと指摘する。分析者は、「私の家族は安全」作戦が初日から報道の自由を標的にしていたと指摘する。9月中旬の摘発ではジャーナリストも逮捕され、今や弾圧を報じる報道機関そのものが沈黙させられているのだ。これはトルコの独立メディアの空間が狭まり続ける新たな節目とみられ、同じ週には政府が主要野党系ニュース専門局Halk TVを買収している。
欧州編集部
情報源:citizen.digital、Turkish Minute、dig.watch、ストックホルム自由センター、Gay Star News、ARTICLE 19共同声明および公開報道






