ポーランド、クラクフ新市長が平等行進の後援撤回

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当選から数日のポーランド・クラクフ新市長、無所属のウカシュ・ギバワ(Łukasz Gibała)は、クラクフ・ラジオのインタビューで、市主催の年次LGBTQ+平等行進への公式後援を撤回すると表明した。イベントが「党派的」になりすぎたというのが理由だ。就任後初の政策表明の一つであり、近年の前任市長たちの支援路線との決別となる。
ギバワは10月11日の決選投票で62.12%を獲得し、市民連合のモニカ・ピオントコフスカ(Monika Piątkowska、37.88%)を破った。9月27日の第1回投票では36.38%だった。今回の補欠選挙は、前市長アレクサンデル・ミシャルスキ(Aleksander Miszalski)が今年5月のリコール住民投票で解職されたことを受けたものだ。インタビューでギバワは、過去3年間に行進の主催者層が特定の政党と結びつきを強めたと主張したが、具体名は挙げなかった。一方で、自身も過去に平等行進に参加したことを後悔していない、国会議員時代から同性カップルのシビル・パートナーシップ導入を支持し立場は変わらないと強調した。後援の撤回は行進の開催を妨げない。行進は2004年に始まり、毎年5月に数千人の参加者を集めている。
クラクフの平等行進は近年、公式の支援を受けてきた。前市長ヤツェク・マイヒロフスキ(Jacek Majchrowski)は2021年に名誉後援者となり、ミシャルスキは2024年に現職市長として初めて参加し、都市は「すべての人の家」であるべきだと宣言した。無所属で出馬したギバワは市政の「脱政治化」を公約に掲げる。同氏はまた、現行規定に基づき国外で成立した同性婚の登録を続けると述べた。ポーランド全土で516組、うちクラクフで46組が登録されている。ただし、将来の政権が法律を変えれば状況も変わり得ると警告した。ポーランドの国内法は現在もいかなる同性結合も認めていない。
分析者は、ギバワ自身は反LGBTQ+の政治家ではないと指摘する。シビル・パートナーシップを支持し、自ら行進に参加したこともある。今回の決定はイデオロギーの転向というより「脱政治化」公約の延長線上にあるとの見方だ。ただ、LGBTQ+にとって欧州最悪クラスとされるポーランドで、市の公式な後ろ盾を失うことは象徴的な後退と受け止められている。2027年の議会選挙を控え、各陣営は地方選の結果を与党連合の支持率のバロメーターとして読み解いており、クラクフの変化は全国政治のシグナルとして増幅される可能性がある。
ヨーロッパ編集部:ルーカス・バッカー
情報源:クラクフ・ラジオ、Notes from Poland、The Insight Internationalおよび公開報道(情報提供:PinkNews)
参考リンク:
https://www.europesays.com/poland/30805/
https://ua.news/en/world/novii-mer-krakova-ne-nadavatime-patronat-marshu-rivnosti-notes-from-poland
https://theinsightinternational.com/independent-lukasz-gibala-wins-krakow-mayoral-runoff-beats-tusk-backed-piatkowska-october-11/
https://en.wikipedia.org/wiki/2026_Krak%C3%B3w_mayoral_election






